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第32話 初めての共同作業3

مؤلف: 月城葵
last update تاريخ النشر: 2026-06-23 05:32:05

 あのアホ野郎!!

 おいおい、よりによってアンデッドに恨まれて逃げるとか、どんな業務だよ。

「その裏切り者のナックと何か約束したのか?」

「ナック、ウソツキ。アルディン……アイツ、コロス……コロセ」

 やばい。

 完全に殺意が溢れ出してるじゃねぇか。

「とりあえず、考えておくよ。それより――困ってたから、そのナックとかいう奴に頼んだのか?」

 ラヴァナイトが、じっとこちらを見つめる。

 ガイコツと凝視合戦って、傍から見たら間違いなくやべぇ。

「アルディン……優しい?」

 うーん、返事に困る質問だ。

 どう返してもツッコまれそうだし、そもそも優しいって何だ。

「受け取り方は人それぞれだな。で、ナックとかいうクソ野郎は何を約束したんだ?」

 ラヴァナイトはしばらく言葉を探すようにして、それから

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  • こちらギルドの調査員   第2話 石橋を叩いて壊す者2

     自由都市ペテルの朝は、いつも騒がしい。 ギルドの大扉が開けば、酒臭い冒険者が二日酔いで転がり込み、その横で新米が「今日こそは!」と張り切って受け付けに並んでる。 受付嬢のカエデは笑顔でさばいてるが、目だけは笑ってない。 あれが本当の営業スマイルってやつだ。 奥の掲示板にはクエスト用紙がぎっしり貼られていて、どれも「ゴブリン討伐」「魔物の巣駆除」「護衛依頼」……。  毎度のことだ。 そんな喧騒を背に、俺は机で報告書をまとめている。 二十歳そこそこの若造が書き物してりゃ浮くのは当然だが、俺は調査員。  依頼の成否を判断するのが仕事だ。 ……まぁ、俺自身、周りと同じノリをや

  • こちらギルドの調査員   第1話 石橋を叩いて壊す者1

    「おらぁ、もういっちょ!」「グギィィィ」 逃げ惑う魔物を、後ろから容赦なく切り捨てる。 情けなんてかけている場合じゃない。「お前、逃げんなっ」 全力で投げた石ころが、ガツンッ! とゴブリンの側頭部を打ち抜く。「ギャッ!」「はぁ、キリがねぇ」 一体、何匹いるんだか。 反対側は、ナックが踏ん張ってるからいいとして……。 え? 何やってるかって? どっかの馬鹿な冒険者のせいで、絶賛、山の中をゴブリンと大運動会中だ。 定時は過ぎてんだけどな。 このまま帰ったら、ゴブリンじゃなくて、俺の首が飛びかねない。 だったら、やるしかないだろ?「こなクソォ~!」 ヤケクソ気味に森

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